デジタルもの 音響関係

それでも,ワイヤレスを選ぶ.

 アナログかデジタルか,その,どちらにも異を唱えたい自分もいます.アナログの良さ,有線(ワイヤード)の音質に埋もれて,いやこれが一番だと言いたいわけだが,件のワイヤレスがどれだけの音を出してくるのかを知らずしては,自己満に過ぎないというもの.そうとなったら,良いワイヤレスイヤホンを選ばなければなりません.さて,世の中では,どんな製品が評価されているのか,最近のトレンドを調べてみたところ,以下の10本がランクインすることが多いようです.

2024年2万円以下のノイキャンワイヤレスイヤホン10選

  1. NUARL N10 Plus
  2. JBL QUANTUM TWS
  3. Nothing Ear (stick)
  4. JBL TuneFlex GhostEdition
  5. DENON AH-C830NCW
  6. AVIOT TE-D01i2
  7. AVIOT TE-J1
  8. Noble Audio FALCON ANC
  9. KENWOOD KH-M700-B
  10. Padmate PaMu Quiet

それぞれの特徴をまとめてみる

1.NUARL N10 Plus

NUARL N10 Plusの特徴とセールスポイントについて、まとめると、以下のようになります.

  • 高音質と多機能性
    NUARL独自の音響技術とPTT多層皮膜振動板を採用した10.0mmダイナミック型ドライバーにより、歪みを抑えた臨場感ある音質を提供。アクティブノイズキャンセリング、マルチポイント接続、aptX adaptive、低遅延ゲーミングモード、Google Fast Pairなどの機能を搭載。
  • カスタマイズ可能な専用アプリ
    専用アプリN10 Connectを使用して、ANC強度の選択やイコライザー設定、ボタン操作内容の変更など、イヤホンの機能をカスタマイズ可能。
  • 長時間再生と安全性
    ANC ONでも最大5時間、イヤホン単体で最大7時間の連続再生が可能。ケースとの組み合わせで最大30時間の音楽再生を実現。[^5^][5]イヤホン内蔵のバッテリーは高い安全性と堅牢性を兼ね備えている。
  • デザインと付属品
    プロダクトデザイナーAkihiro Momozakiが手掛けた光沢のある2色のカラーバリエーション。抗菌イヤーピースやイヤーループを付属し、装着感と遮音性を両立。

NUARL N10 Plusイヤホンのデメリットや気になる点を以下にまとめました:

  • サイズが大きめ
    ケースとイヤホン本体が大きく、ポケットに入れて持ち運ぶには不便かもしれません。
  • 皮脂が付きやすい
    ピアノブラックのモデルは特に皮脂が目立ちやすく、清潔に保つためには定期的なお手入れが必要です。
  • モード切替の音声
    ノイズキャンセリングや外音取り込みモードの切り替え時のアナウンス音声がオフにできず、速度も遅いため不便を感じることがあります。
  • 外音取り込み時のノイズ
    外音取り込み機能使用時に、大きな声を出すとノイズが発生することがあります。

これらの点を考慮して、購入を検討する際の参考にしてください。

2.JBL QUANTUM TWS

JBL QUANTUM TWSに関するおすすめポイントや気になる点などは以下の通りです。

  • ハイブリッドノイズキャンセリング: JBL QUANTUM TWSは、ハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており、周囲の騒音を効果的に低減します。
  • 低遅延接続: 2.4GHzワイヤレス接続と50msの低レイテンシー接続により、ゲームプレイ時の遅延を最小限に抑えることができます。
  • JBL QuantumSOUND: 独自の音響技術により、ゲーム内での位置を精緻に再現し、没入感のあるサウンドを提供します。
  • IPX4防水: 日常生活での水しぶきに対する耐性があり、アクティブな使用にも適しています。

これらの特徴により、JBL QUANTUM TWSはゲームプレイはもちろん、日常の使用においても優れたパフォーマンスを発揮するイヤフォンと言えるでしょう。ただし、気になる点としては…

  • 低遅延ゲーム専用の割高感:JBL Quantum TWSはゲーム専用としては若干割高で、同様の機能を持つ他の製品と比較すると価格が高めです。
  • 音量調節の不便さ:イヤホンから直接音量を調節することができず、カスタマイズが可能ではあるものの、操作性に制限があります。
  • イヤホンケースの耐久性:イヤホンケースが傷つきやすく、耐久性に問題があるため、保護ケースの使用が推奨されます。
  • 急速充電の非対応:Quantum TWSは急速充電に対応しているものの、Soundcore VR P10と比較すると急速充電機能がないため、充電に時間がかかります。\

3.Nothing Ear (stick)

Nothing Ear (stick)については,いかのような特徴を持っています。

  • ブランドとデザイン:
    Nothing Ear (stick)は、OnePlusの共同創業者カール・ペイが設立したNothing technologyからの製品です。スケルトンデザインが特徴で、リップスティックのような充電ケースが斬新です。
  • 音質:
    高解像度でクリアな音質が特徴で、バランスの取れた高音、中音、低音を提供します。特に低音は量感があり、イコライザーでカスタマイズ可能です。
  • 使い勝手:
    イヤーピースがないインナーイヤー型で、長時間の使用でも快適です。操作は「つまむ」方式で誤操作が少なく、イコライザーやコントロールのカスタマイズがアプリで可能です。
  • 価格と比較:
    AirPods第3世代と比較しても音質は優れており、価格も抑えられています。ただし、ワイヤレス充電には非対応で、充電ケースが大きめなのがデメリットかもしれません。

4.JBL TuneFlex GhostEdition

JBL絡もう一つ,新しいイヤホン『Tune Flex Ghost Edition』を紹介します。

  • デザインと機能性: スケルトンボディのデザインが特徴で、オープン型とカナル型のイヤーチップを交換することで2ウェイ仕様になっています。
  • 音質とドライバー: 12mm径の大型ダイナミックドライバーを搭載し、JBLらしいパワフルなサウンドを提供します。
  • ANC機能: アクティブノイズキャンセリング機能があり、外音取り込み機能も搭載しています。
  • 充電とバッテリー: ANCオン時で約6時間の連続再生が可能で、急速充電にも対応しています。

これらの特徴により、ユーザーは状況に応じてイヤホンのスタイルを変更し、高品質な音楽体験を楽しむことができます。また、耐久性のある素材とスタイリッシュなデザインが、イヤホンの魅力をさらに高めています。レビューでは、特にインナーイヤー型としての性能が高く評価されている一方で、ノイズキャンセリング機能については期待しない方が良いとされています。また、操作性に関してはアプリの使い勝手が良いものの、イヤーチップのサウンド設定を操作ボタンに割り当てられない点が不満として挙げられています。

5.DENON AH-C830NCW

DENON AH-C830NCWは、日本の老舗オーディオメーカーであるデノンが初めてリリースした完全ワイヤレスイヤホンです。以下にその特徴をまとめます。

セールスポイント:

  • 高音質: 繊細で音場が広く、解像感がとても高い⁵。中高音の解像度が特に評価されています¹⁴。
  • ノイズキャンセリング: 2マイク・ハイブリッド・アクティブ・ノイズキャンセリング機能が搭載されており、周囲のノイズを効果的にキャンセルします。
  • 通話性能: 片側3つのマイクとビームフォーミング技術、エコーキャンセリング技術により、高い通話性能を実現しています。

注意点・デメリット:

  • ノイズキャンセリング性能: ノイズキャンセリングは低音メインで、一部のユーザーからは外音遮断性能がイマイチとの声もあります。
  • バッテリー寿命: ノイズキャンセリングON時の再生時間は本体のみで約4.8時間、ケース込みで約19時間と、最近の完全ワイヤレスイヤホンとしてはやや短めです。
  • 見た目: 一部のユーザーからは見た目がちょっと安っぽいとの意見もあります。

6.AVIOT TE-D01i2

TE-D01i2に関する評判をまとめると以下のようになります:

  • デザインの可愛さ:見た目が可愛く、操作も簡単で気に入っていたが、急に動かなくなったという意見があります。
  • 使いやすさ:ナビが日本語で、様々な機能があり、スムーズに接続できるため使いやすいとの評価があります。
  • 音質の良さ:音質が非常に良いと評価されており、音楽好きな女性へのプレゼントとして最適との感想があります。
  • サイズ感:イヤホン本体フェイス部がやや大きいという意見もありますが、重さや耳フィット感には特に問題はないようです。

 これらのポイントを踏まえると、TE-D01i2はデザインが可愛く、使いやすさと音質の良さが特徴的なイヤホンであると言えます。ただし、一部のユーザーからはサイズ感に関する指摘もあります。全体的には、プレゼントとしても喜ばれる商品であるとの声が多いです。

7.AVIOT TE-J1

AVIOTのTE-J1は、金属ノズル一体型のBAドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。以下に特徴と長所短所をまとめてみました。

特徴:

  • 金属ノズルとBAドライバーの組み合わせにより、音の分離が向上し、透明感のある高音域を再現。
  • アドバンスド・ハイブリッドドライバー構成で、BAドライバーと10mmダイナミックドライバーを組み合わせ、幅広い音の表現力を実現。
  • LDAC対応でワイヤレスでもハイレゾ音源を楽しめる。
  • スタイリッシュなケースデザインで、エコレザーやリサイクルナイロンを使用。

長所:

  • 高音域の透明感と低音域の深みを兼ね備えた高音質
  • ノイズキャンセリング搭載で、外部の騒音を最小限に抑える。
  • イヤホン探知機能外音取込モードなど、便利な機能を備えている。

短所:

  • 価格がやや高めである点。
  • 防水性能がIPX4相当なので、完全防水を求める場合は注意が必要。

AVIOT TE-J1は、音質とデザインの両面で高い評価を受けており、音楽や通話を快適に楽しめる一品です¹²³⁴。

8.Noble Audio FALCON ANC

Noble Audio FALCON ANCは、FALCONシリーズ初のアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルです。以下に特徴、長所、短所をまとめてみましょう。

特徴:

  • ハイブリッド方式のノイズキャンセリング: フィードフォワード用マイクとフィードバック用マイクを組み合わせたハイブリッド方式を採用。自然なノイズ抑制と長時間利用に適した音の抑圧感を実現。
  • 10mm径「Dual-Layered Titanium Driver」: 大口径ドライバーにより、ワイドレンジ再生に対応。低域から高域までバランスの取れた音質を提供。
  • Snapdragon Sound対応: Qualcommの新たなオーディオプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応。高音質かつ低遅延で音楽や通話を楽しめる。
  • 装着感の改善: 筐体形状を見直し、耳穴深くまでノズルを挿入する必要がない。2タイプのイヤーフックも付属。
  • 高い接続品質: マルチペアリングやマルチポイントに対応。ビジネスシーンでも活躍。

長所:

  • 音質: ウィザードのジョン・モールトン氏によるチューニングで、ANC有効時でも音質のバランスを保ちつつ、高音質を実現。
  • ANC性能: 自然なノイズ抑制と低い抑圧感。専用アプリでノイズキャンセルの効果を調整可能。

短所:

  • 価格: 一部のユーザーにとっては高価かもしれませんが、その音質と機能を考慮すれば妥当な範囲内です。

FALCON ANCは、音楽愛好者やビジネスユーザーに向けた高性能な完全ワイヤレスイヤホンであり、ANC機能を求める方におすすめです。¹²³⁴

9.KENWOOD KH-M700-B

ケンウッド KH-M700-B (2021)は、Bluetooth接続対応のゲーミングヘッドセットで、素晴らしい性能を備えています。※こちらの製品は,片耳用ですのでご注意下さい。以下に特徴、長所、短所を紹介します。

  • 特徴:
    • 軽量設計: 本体重量は10.3gで、長時間の着用でも疲れにくい。
    • リモコン対応: 音量調節や曲の変更が簡単に行える。
    • 美しいデザイン: ブラックを基本色とした高機能なデザイン。
    • 防水対応: 雨や汗などの水濡れにも安心して使用できる。
    • ノイズキャンセリング: 周りの雑音をカットする。
    • Bluetooth 5.0対応: 高速で安定した接続が可能。
  • 長所:
    • 連続再生時間: ノイズキャンセリングONで11時間、OFFで13時間の連続再生。
    • 連続通話時間: 7時間でバッテリー切れの心配なし。
    • 美しいデザインと機能性の組み合わせ: 軽量でありながら高機能。
  • 注意点:
    • バッテリー寿命: 連続再生時間は十分ですが、長期間の使用を考慮すると、バッテリーの寿命に注意が必要です。適切な充電と保守が必要です。
    • Bluetooth接続の安定性: 一部のユーザーは、Bluetooth接続の安定性について報告しています。接続が途切れることがある場合、最新のファームウェアを確認してください。
    • 音質のバランス: 一部のユーザーは、音質のバランスが好みに合わないと感じることがあります。低音や高音の調整ができると良いでしょう。
    • 装着感の違い: 個々の耳の形状によって、装着感が異なります。長時間使用する場合、耳に合ったカスタムフィットが望ましいです。

このゲーミングヘッドセットは、長時間のゲームプレイや音楽鑑賞、通話に最適です。耐水性やノイズキャンセリング機能を備え、美しいデザインでおすすめの製品です。

10.Padmate PaMu Quiet

 PaMu Quietは、オーディオ専門メーカーの「Padmate」が製造した完全ワイヤレスイヤホンです。その最大の特徴は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)が業界最高レベルの-40dBを達成したこと。これは、非常にノイズキャンセリング性能の高いApple AirPods Proでも-35dBと言われているので、その性能の高さがうかがえます。

 音質にもこだわりがあり、10mm径のダイナミックドライバーの振動板には軽量で高強度なPEN (ポリエチレンナフタレート)に加え、ドーム部に高音域の再現性に優れたチタン素材を採用しています。これにより、高い解像度とリッチな低音を両立し、臨場感のあるサウンドを実現しています。

また、充電ケースのデザインは懐中時計をモチーフとしたオシャレなデザインで、30個のLEDランプが半円状に配置されており、充電時にはバッテリー残量に応じてLEDが点灯、満充電になると半円すべてが点灯するギミックにより、ユーザーにわかりやすく充電状況を伝えます。

しかしながら、一部のレビューでは、ノイズキャンセリングは低い音を結構カットしてくれるが高い音は結構残るとの意見があります²。また、充電ケースが大きいという意見もあります。

それでも、その価格でこの性能を持つことから、コストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。これらの特徴と性能から、PaMu Quietは音質とノイズキャンセリング性能を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

 2万円以下と縛りを付けても,その価格帯はまちまち。値段によっても変わりそうなので,実際に試してみてほしいところです。基本的に上位にあるモデルが,コスパがよいという発想で選んでもらえば間違いないでしょう。

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