この記事では,Windows PC(主にsurface)を想定して,外部ディスプレイ選びを支援することが目的です.時間がない方は,目次を見れば言いたいことはまとまっているので,そちらを参照の上,購入サイトで確認するのが早いです.けども,ちょっと考えてから買おうという人には,本記事が参考になるかなと思います.
シーンで選ぶ
まず基本的なところで,あなたはビジネスのためにディスプレイを求めていますか?それともゲームユーザー,動画・写真などの編集をするつもりでいますか?という選択肢があります.おそらく,このニーズは全く違ったものなので,まずこの時点で選ぶ対象がはっきり分かれます.もし,ビジネスの合間にちょっとプライベートで写真の編集とか,動画の編集とかもできるといいんだよねという程度でしたら,ビジネス・プライベート用のものを選んでもらって大丈夫だと思います(自分もこっちだったので).
ビジネス・プライベートならこれ
ビジネス用であれば,27インチくらいが主流のようです.普通,ノートPCを使っている人は,12~15インチくらいの画面と向き合っていることと思いますので,27インチは倍くらいの幅があることになります.
ゲーム・動画・写真等の編集をするならこれ
一方で,特にゲーム用途の方は,リフレッシュレート(一秒間に何回画面が切り替わるか)が大事でしょうから,その点で選ぶと良いです.巷には240Hz(一秒間に240回切り替わる)のものもあるようですが,現状ではコスパ等を考えると,↑ こちらがよさそうです.144Hzというのは,その一つ下のランクぐらいに考えてもらうといいのですが,こちらのモデルは165Hzをうたっているので,頭一つ抜け出すには良い選択でしょう.
その他,以下のようなポイントで選んでみてはどうでしょうか.
選ぶポイントそれぞれ
解像度&サイズ
※4Kのモデルを選ぶか選ばないかで必要とされるサイズは変わってきます.
まず,最近聞くようになった4Kというのがどういう規模かというのを知らないといけないのですが,フルHDの4倍の解像度という意味であることです.これは,何を意味しているかというと,同じディスプレイのサイズだったら,ピクセルの数が4倍あるということです.自然と,同じ規模のものを小さいサイズで表示することが「できてしまう」ので,ブラウザの文字とか,ワープロの文字とか,そういうものが小さくなってしまいます.
なので,4Kを選ぼうかなという人は,まず27インチ以上のものを選ぶべきだし,それ以上大きなものがベター.それと,画面が大きくなるということは,首を動かす範囲が大きくなるので,机の奥行きがある程度取れることを確認の上,購入されることをお勧めします.想定されるユーザーは4Kで動画やゲームをきれいに観たいという人.
同じ理由で,ビジネス・プライベートユーザーの方には,4Kではなくて,できるだけ横が大きいサイズのディスプレイを進めます.解像度もFull HD(1920×1080)あると余裕があります.個人的には27インチのものを使っていますが,それで十分です.特に,ビジネスユーザーの方には,マルチディスプレイ化をお勧めしていて,在宅勤務などでも重宝するでしょう.
4Kだっただこれ→(マルチディスプレイ化対応のアダプタも4Kを)
ビジネス・プライベートユースならこれ
ブルーリダクション
一応,チェックしておきたいのが,ブルーライトの低減がされているもの(上記は,クリアしています).最近のものはほとんどクリアしているけれど,それでも気になるという方は,夜になると自然とカットしてくれるアプリを入れるというのも手です.リンク先,英語ですが,単純にダウンロードして,ウイルスチェックして,インストールするだけで使えますので,おすすめです.指定した時間から,画面がブルーライトカットモードになります.
マルチディスプレイ化
ビジネスユースの方は,おそらくここが本丸の,マルチディスプレイ化ですね.既にお持ちのノートパソコンからケーブルで新しい外部ディスプレイにつないで,画面を「拡張」できます.
一枚追加すれば,2枚ディスプレイになりますね.あとは,個人的にはsurfaceユーザーなので,ドックを使って,3枚組,あるいは本体は寝かせて,ディスプレイの2枚組で作業をすることが多いです.ドックを既に持っている方は,USB-C主体のドック2が出ていることと,将来的に4K対応させたいということであれば,これらのドックを持っておくのは,選択肢としてありかもしれません.Microsoftのページをチェック
↑ こちらも,4K対応をうたっているものになります.要は,後から4K対応させたい場合です.ディスプレイだけ4K対応でもだめなので,注意.
フリッカーレス
ここからは,少し違ったポイントになってくるんだけど,例えば画面を動画で撮影する人とか,そういう方にはフリッカーレスなどの機能が有効かもしれない.つまり,画面を映す時にちらつくあのストレスがないディスプレイ.これは,普通に使ってても目にはいいらしいが,感じる人は少ないかもしれないので,あくまでも気になる人向け.
応答速度
あとは,応答速度でしょうか.ゲームなどをやっている方には大事なポイントですね.1msというのが,うたい文句で,現時点では多くのゲーム用のディスプレイが採用しています.前述のリフレッシュレートと併せると,以下のようなモデルが適当かと思います.
まとめ
ビジネス・プライベート用途と,ゲーム・動画用途とで,基本的には選べばよいということですね.その他,いろいろ言われている機能とかありますが,あんまり実用に沿わないようなものは売ってないので,自分の用途に合わせてディスプレイを選べば,大きく違ったものがやってくるということはありません.一方で,2枚目・3枚目という方は逆に選び方が見えているでしょうから,それで同じものを揃えるとか,スペースに合ったものを選ぶなどのことができるでしょう.
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