音響関係

Bluetooth 5.1 X11- 快適ワイヤレスイヤホン PZX

 在宅仕事,オンラインミーティングなど,急に仕事の環境が変わって,初めはそれに慣れるのに精一杯だった人も多いのではないでしょうか.そうしたなかで,少しでも快適に過ごしたいということで,今回は格安ワイヤレスイヤホンPZX「X11」の紹介です.性能は結構販売ページでも紹介されているので,ここでは使用感についてもまとめてみました.ペアリングの課題なども,チェックしてみてください→目次.

後日談:オンラインミーティング用としての推奨を撤回します.その目的でこちらのページにたどり着いた方は,ページ下部の「後日談」を確認の上,別の製品を選ばれることをおすすめします.

完全ワイヤレスイヤホンはケーブルがないことが魅力で、日常使いだけでなくランニングなどにもおすすめです。

何よりコスパが最高!

 こちら,PZXというメーカーの商品ですが,何と言ってもコスパが最高!以下のような,充実のスペックを持ちながら,楽天の例では税込みで¥5,000を切ってくる価格設定です.配送も早くてよかったですよ.(人気なのか若干値が上がりましたかね.一時は¥3,000切ってたので,タイミングをみて,購入されると良いかも知れません.AmazonやYahoo!だと違うかも知れないので,それぞれ確認してみると良いですよ.追記:2020年8月18日)

Bluetooth 5.1

 Bluetooth 5.1は,方向検知機能が搭載されるというのが,大きな違いなようです.なので,直接的に本商品の機能として影響はしていないようですが,より急速な通信・安定性がもたらされたということで,ワイヤレスイヤホンとしては,音飛びがしなかったり,より広範囲(本商品は障害物無しで30m)で使用することができるといったことが,うたわれています.
 自宅アパートで実際試してみると…隣の部屋くらいならぜんぜん大丈夫!トイレも大丈夫,風呂やシャワーも防水なのでOK.入浴しながら映画を見るとか,結構換気扇を伝って他の部屋に聞こえてたりするので,夜間はオススメ.結構,いちいち耳から外さなくて良いのは,便利です.玄関のドアを出ると,流石に途切れました.まぁ電波ですから,間に金属製のものが挟まると途切れやすいのかな.

防水機能IPX7

 次に,大事なポイントとして,防水機能があります.防水機能としてIPX7は,現時点で考えられる,最善の防水機能で「防浸型」とされています.0~8の段階なのでIPX8もあるのでしょうが,それはもはや水中用の商品のことになりますので,陸上利用目的としては最高の規格になります.

 実際,購入2日目にして早くも(アイス)コーヒーのコップ内に落とすという事故が起きたのですが,その後水洗いをして,全く問題なく動作しています(わざわざ落とすようなことはやめましょう.保証はしかねますし).
 ちなみに,初めは耳にどうやってはめるのかが分かっていなくて,このような事故がおきました.イヤホンの形は,耳の穴だけでなくて,穴の周りの凹み部分にハマるように設計されています(ノイキャンをきちんと働かせるため).なので,そこにハマるようにすると,フィット感が全然違いました.「ワイヤレスイヤホン落としそうで怖い」という方は,そこんとこ注意すれば,問題なしです!(しっかりハマっていないときは,動くたびに揺れる音が耳に聞こえるので,わかります)
 入浴しながら映画を見るとか,結構換気扇を伝って他の部屋に聞こえてたりするので,この防水機能を生かして,本機で視聴するのがいいですね.夜間はオススメ.

長時間再生220時間

 それから,ワイヤレスイヤホンで大事なポイントは,連続再生時間と充電性能ですね.だいたいが,ケースが充電池を内蔵していて,そこに戻すと充電されるという仕組みかと思うのですが,本製品は単体で6時間,ケースの充電分を含めると220時間という駆動時間になっています.これは,ケースが3500mAhという容量を持っているからで,しかも充電は1.5時間という短時間で完了します.
 使って,都度ケースに戻すわけですが,ケース充電池の残量はケース内に表示が出るのでわかります.本体の方は,一日5時間ぐらいぶっ通しで会議してても,電池が切れることはなかったです.逆に,ケースに戻し忘れたりすると,もちろん早く本体の充電も切れるので,そこだけ注意ですね.
 ケースの方の充電は,結構長持ちする印象.毎日使っても,1週間に1回するかしないかです.もちろん,一回に長く使うほど,ケースの充電池の減りも早い印象です.まぁ,家に帰ったらケース自体を常時電源につないでおいて,そこからケースごと持ち歩くってやり方をしていれば,基本的にはケースの充電まで切れるってことはなかなかないんじゃないでしょうか.旅行とかにいく時に,充電ケーブル忘れたりとかっていう場合ぐらいかな困るのは.それでも,USB-Cなので,ケーブル自体は,買うこともできますからね.

自動ペアリング

 で,なにげにありがたいのが,自動ペアリング.これは,送信元の準備ができれば,いつでも受信ができる状態ということで,本製品は耳につけた状態で,別のデバイスへの接続を変えていくみたいな使い方も出来ます.例:スマホ→Windows PCなど.
 電話と,視聴と,PC作業とを同時進行したい場合などは,ちょっと便利かも.

追記:あと,WebブラウザにChromeを使っている人は,YouTubeの再生・停止にも本機のジェスチャーが使えるので便利です.マウス操作なしに,ワンタップで再生・停止できます(2020年6月2日).

オンラインミーティング用

 私はオンラインミーティング用に使ってみることにしましたが,ノイズキャンセリング機能もあってか,結構相手とのやり取りに集中できます.マイクも内蔵されているため,これだけでオンラインミーティングは完結できます.そのため,PCから出ているケーブル類を気にしないでもよくて,なかなか快適です.

 使い方も,いちいち気にすることなく,PCが本機を認識していれば,基本的にZoomも本機を認識して,勝手に選んでくれます.もし,違うところから音が聞こえていたら,「ミュート」ボタンの隣りにある,小さな^マークを押すと,スピーカーやマイクが選べるので,本機を選択してください.音量にも注意です.

 それから,ノイズキャンセリング機能の集中力アップ効果を生かして,他の作業も捗るようになっていたり,嬉しい副作用があったりしますので,その意味でもノイキャン付きはオススメ.巣ごもりのお供に検討してみてはいかがでしょうか.

不満なところは?(ペアリングを中心に)→その後消滅

 あえて言えば、iPhoneのYouTube再生と、Music再生の区別がついてない。なので、本機で音量調整(左右どちらかを長タッチ)すると、ミュージックの音楽が再生してしまったりする。でも、これってiPhone側の問題なような気もするが…?(追記:2020年6月10日)
 その後,分かったことは,iPhone側で,再生中アプリが,YouTubeになっていることを確認すると良くて,実はYouTubeの再生を始めただけだと,Musicアプリが裏で走っていたりするので,要注意.具体的には,画面下からスライドして出てくるコントロールセンターの右上(ご自身で動かしていればその位置)に,大体ミュージックのアプリが出ているのですが,YouTubeを再生状態にして,しばらくすると,そこがYouTube表示に変わります.そうすると,先のような混線状態がなくなるので,試してみてください.本機の不具合でないことが確認できました(2020年7月11日追記).

後日談(不満再燃)

 その後,オンラインミーティングでの使用を続けていくと,どうやら相手先にこちら側の背景音が聞こえていることが分かりました.これは,オンラインミーティング用のワイヤレスイヤホンとして致命的です.恐らくは,相手側にこちらの声を明瞭に届けるという目的でのセッティングだと思われますが,これでは発言しているとき(ミュートを外しているとき)に,常に背景音を気にしていなければなりません.ということで,オンラインミーティング用としての推奨を撤回します.

※音楽聴くならオーバーヘッドを買え!

 ここからは,更に現実的かつ歯に衣着せぬ物言いで申しますと,音楽聴くのが目的なら別のものを選べってことになります.音にこだわってる?なら,ワイヤレスとか選んでる場合じゃない.必ずしも,これがいいってわけじゃないけど,少なくともオープンエアー(開放型)のものを選んだほうが良い.

モニター用ならゼンハイザー

 もっと音楽用にってことでしたら,モニター向けのものを選んでみるのはどうでしょうか.

高い?なら,これにしとけ

 ゼンハイザーさんも,そこまで高いものばかり出しているわけではありません.以下のIE40なんかは,1万円以下で買うこともできます.値段と,音とはもちろんある程度直結するけれども,プロってわけでもないのに,何万も音につぎ込む意味を著者は見出せてません.実際,お安めなモデルでも,結構いい音がします.もちろん,この記事で本来紹介しているX11も,基本的な音は良い方です.それ以上を求めるならって路線で行くと,このIE40辺りが,最低限違いが分かる範囲かなと思うんです.参考になれば幸いです.

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